女性は思春期、性成熟期、更年期、老年期と生涯を通してホルモン分泌の変化を受けます。女性ヘルスア外来では、それにより生じる女性に特有な症状や疾患に対し、予防医学の観点に立って生活指導や治療を行い症状の軽減を目指します。
以下のような疾患や症状でお困りの方はぜひ当科外来にお越しください。
女性ヘルスケア
FEMALE HEALTHCARE
地域の方々に、より健やかな日々を
- 月経関連症状:月経不順、無月経、過多月経、月経痛、など
- 月経前症候群(PMS)、月経前気分不快障害(PMDD):月経前のイライラ、だるさ、頭痛、腹痛、胸の張り、など
- 更年期障害:のぼせ、ほてり、発汗、動悸、耳鳴り、めまい、など
- 精神神経症状:不安、うつ症状、睡眠障害、など
- 排尿障害:尿もれ、尿失禁、頻尿、残尿感、など
- 生活習慣病:高脂血症、高血圧、など
- 骨盤臓器脱:子宮脱、腟脱、膀胱瘤
- 骨粗鬆症:腰痛、身長の縮み、腰の曲がり
- 性感染症:外陰部・腟の違和感や痛み・痒み、おりものの異常
様々な症状や疾患に対して、ホルモン補充療法や他の内分泌療法など外来での管理が基本となりますが、患者様ひとりひとりに合わせたオーダーメイドな治療をご提案します。また、産婦人科以外の疾患を合併している場合もあり、他科と連携して治療を行っていきます。骨盤臓器脱に対しては症例ごとに手術療法も積極的に行っており、ロボット支援下仙骨腟固定術や腹腔鏡下仙骨腟固定術などの低侵襲手術も行っています。
また、当教室では研究活動も盛んに行っております。基礎研究において、ホルモン補充療法の際に使用する複数の性ステロイドホルモンや、サプリメントとして近年注目されている各種イソフラボン製剤の動脈硬化発症リスクを個別に検討しています。当分野における基礎研究は全国的に限られていますが、当教室においては独自の実験系を確立しており、ホルモン補充療法およびその代替薬としてのイソフラボン製剤が動脈硬化発症リスクに関わる可能性を世界に先駆けて発表しています1),2),3)。
また、当教室では研究活動も盛んに行っております。基礎研究において、ホルモン補充療法の際に使用する複数の性ステロイドホルモンや、サプリメントとして近年注目されている各種イソフラボン製剤の動脈硬化発症リスクを個別に検討しています。当分野における基礎研究は全国的に限られていますが、当教室においては独自の実験系を確立しており、ホルモン補充療法およびその代替薬としてのイソフラボン製剤が動脈硬化発症リスクに関わる可能性を世界に先駆けて発表しています1),2),3)。
- 1)
- Ito F, et al. Medroxyprogesterone acetate enhances monocyte-endothelial interaction under flow conditions by stimulating the expression of cell adhesion molecules. J Clin Endocrinol Metab, 2014; 99(6): 2188-97.
- 2)
- Ito F, et al. Effects of drospirenone on adhesion molecule expression and monocyte adherence in human endothelial cells. Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol. 2016; 201: 113-7.
- 3)
- Ito F, et al. Equilin in conjugated equine estrogen increases monocyte-endothelial adhesion via NF-κB signaling. PLoS One 2019; 14(1): e0211462.