周産期
京都府民に還元する先進的・総合的・安全な妊娠分娩管理を診療目標としています。妊婦検診
正常妊娠を含む当院での分娩を希望するすべての方を受け入れます。基本的には紹介状を持参いただいて受診となりますが、紹介状がなくても受診可能です。但し、その際は初診料加算が発生します。当院では、4D超音波を導入しており、現在2台稼働中です。
妊婦検診
経腟分娩 | 45万~60万円(産後1週間) |
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帝王切開 | 40万~45万円 (産後11日間) |
個室料 | A個室 1日専用料 23,800円 |
B個室 1日専用料 7,600円 |
陣痛室
分娩のため入院になると、まず陣痛室へ入っていただき、 お産の経過を見させていただきます。ご家族1~2名の付き添いが可能です。
分娩室
分娩室は3つあり、そのうち1つではその場で帝王切開が可能です。分娩後には赤ちゃんとお父さん・お母さん3人での面会が可能です。 また立会い分娩をご希望の方は妊婦健診時医師へご相談下さい。
面会
お産後に入院するB3病棟の面会時間は14時から19時までです。 出産当日は24時間可能ですが、女性病棟ですので夜間等ご遠慮いただくこともあります。病棟内に赤ちゃんがいますので安全管理上夜間(19時~翌日7時)はオートロック施錠となります。
新生児室
赤ちゃんがおっぱいを飲みたいサインを出せば、お母さんに授乳室に来ていただきます。新生児室でお預かりしている間はお母さんの他はお父さんのみ抱っこに入っていただけます。他のご家族の方はガラス越しでの面会となります。
NICU
小さく生まれた赤ちゃん、先天的に疾患を持った赤ちゃんのケアをさせていただきます。分娩室と同じフロア内にあり、 緊急時にも迅速に対応できます。
赤ちゃんとの面会時間 10: 00~19:00
お食事
当院では管理栄養士がメニューを考えお食事を提供しています。 また、どうしても食事に配慮が必要な場合(アレルギーなど)は、対応させていただきます。
必要な方は病棟スタッフにお伝え下さい。
助産師外来では、助産師が妊婦健康診査と保健指導、生活指導を担当します。
正常な妊娠経過であれば、通常の産婦人科医による妊婦健診と助産外来を交互受診していただき、皆様の不安やニーズにお答えします。
胎児の発育の状態や、異常・奇形の可能性の有無などに対応します。 胎児のことを詳しく知りたい方、胎児の評価について新たに知りたい方は一度受診ください。
胎児外来とは
胎児医学という新しい概念の分野が日常診療として認識されるようになり先天性疾患のかなりの割合で出生前に診断されるようになりました。 当科の胎児外来は、最新の胎児のリアルタイム立体超音波診断機能を備えた4D超音波診断装置を活用しています。NICU、小児外科、小児心臓血管外科、脳神経外科、泌尿器科など先天性疾患の当該科とカンファレンスのもと密接に連携し、チーム医療を行う窓口となる役目を担っています。
当院は厚生労働省事業である「妊娠と薬情報センター」の拠点病院です。科学的に検証された医薬品情報を専門の医師・薬剤師により妊婦、妊娠希望者に提供いたします。まず、国立成育医療研究センター・妊娠と薬情報センターのHP (http://www.ncchd.go.jp/kusuri/process/index.html)から問診票を用意し、センターへ郵送、折り返し連絡の後、当院「妊娠と薬外来」の予約をお取り下さい。
おっぱい・育児について助産師がゆっくり話をききながらケアさせて頂きます。費用は約30分で1,000円です。予約制ですが緊急時は予約に限りません。
ドクター講座
妊娠中・分娩について医師からのお話と妊娠中の生活についてのお話。
歯科講座
歯科衛生士より妊娠中から産後と、赤ちゃんの歯のお手入れについてのお話。
マタニティヨガ講座
助産師と一緒に妊娠中の不快症状を軽減させるヨガを行います。
安産教室
入院時期・分娩・入院生活についてのお話と呼吸法やリラックス法もお伝えします。
産後入院する病棟の案内もあります。
沐浴講座
沐浴の説明と、実際に人形を使っての沐浴体験。ご家族の方の参加も可能です。
正常妊娠・分娩はもちろん、多様な合併症を有する妊娠、あらゆる妊娠合併症の管理を行っております。京都府こども病院として小児科(NICU)、小児心臓血管外科、小児外科を併設しており、特に胎児異常について非常に多くの診療実績を有します。地域周産期母子医療センター として通常、通院されている妊産婦だけでなく、近隣の病院や医院より緊急を要する妊産婦の受け入れを積極的に行っております。
2009年11月27日京都府胎児超音波遠隔診断システムを国内で初めて稼働しました。 これは当院と各病院を高速回線ネットワークで結び、胎児の超音波画像を遠隔診断できるシステムです。 現在まで附属北部医療センター、田辺中央病院、市立福知山市民病院、綾部市立病院、国立病院機構舞鶴医療センター、京都山城総合医療センターの計6施設と回線接続しています。これからもさらに連携病院を増やし、京都府の地域医療に貢献していきます。